意外と知らない便秘の種類
機能性便秘は、便秘のなかでいちばん多い
ひと口に便秘といっても、実は、いろいろな状況がありますよね。
たとえば旅先など慣れない場所で急に便秘になってしまったり、ストレスからお通じの出が悪くなったりする急性の便秘は、生活スタイルが変わると改善されることも少なくありません。
一方、何年間も便秘である状態が当たり前になっている場合は、腸の働きが低下したためにおこる「機能性便秘」の可能性があります。「機能性便秘」は、便秘の中では最もよくみられるもので、さらにいくつかのタイプ別に分かれてます。
あなたの便秘は、どのタイプ?
あなたの便秘は、どのタイプですか?
弛緩性便秘
- 原因:大腸が弛緩して、ぜん動運動が弱すぎる
- 症状:腹部膨満感、残便感、食欲低下、頭痛、肩凝りなど
- このタイプの便秘になりやすい人:内臓下垂、腹筋が弛緩している人、ダイエットをしている人、高齢者、病気で体力が低下した人、虚弱体質など
直腸性便秘
- 原因:便が直腸に達しても、大腸のぜんどう運動が起こらない
- 症状:便意を感じにくい。便が硬く大きい。場合によっては切れ痔を起こす
- このタイプの便秘になりやすい人:便意を我慢しがちな人、浣腸をくり返している人、高齢者、病気で体力が低下している人、虚弱体質など
ケイレン性便秘
- 原因:大腸が緊張してぜん動運動が激しく起こる。「過敏性腸症候群」の一種
- 症状:食後に下腹部が痛くなる、うさぎの糞のような便で残便感がある、下痢と便秘が交互に起こる
- このタイプの便秘になりやすい人:精神的ストレスが強い人、自律神経のバランスが崩れている人など
日本人は、一般的に弛緩性便秘が多いと言われていますが、最近では、ストレスに由来するケイレン性便秘の人も増えています。
便秘で、病院に行かなければならないとき
もし、いつもの便秘とは何かが違うぞ、と思ったら要注意。
激しい腹痛や嘔吐を伴う場合は「器質性便秘」である可能性が高く、腸捻転や腸閉塞、あるいはもっと重篤な病気が隠れている可能性もあります。「便秘で病院なんて」と、恥ずかしがらずに病院に行きましょう。